あの景色が見たい。

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ひねもすなむなむ

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「ひねもすなむなむ」 名取佐和子著



物語の舞台は、岩手県

四国の高知県から、あるお寺にやってきた、

若い僧侶見習いとその寺の住職、


そして、

檀家とのやり取りを交えながら

物語は、続いて行く。


主人公の

若い僧侶の仁心は、

寺の住職で師と仰ぐ恵快とともに


檀家たちの相談事や悩み事を

常々、親身になって聞いていた。


クマのぬいぐるみを探したり

嫁ぎ先の墓には、入りたくないなど、、、


そんな日々を送りながら、

人々にとても優しく柔和な

尊敬する住職の恵快には、


秘密があった。


さて、、、



私的な読書感想として、



物語に出てくる言葉から


人は、


「未来を見れば、不安になる。」

「過去を見れば、後悔する。」

「今だけを見ると、いいよ。」


この言葉に心が、ホッとした。


誰でも、辛く悲しい過去の出来事を

ベースに物事を考えると


自分の未来に対する不安感が増してくる。


今、どうあるべきか。


それだけを考える。


それでいい。



若い僧侶、

仁心の心の成長が、楽しい物語だった。


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本日、3カ月に一度の病院の日。

採血の結果待ち時間、


スターバックス

コーヒーとあんバターサンドを

いただきながらの読書。


朝の贅沢な時間の過ごし方が

出来て、なんとも満足な日である。