あの景色が見たい。

バイクツーリングと読書と日々諸々

逃亡くそたわけ

『逃亡くそたわけ』 絲山秋子



残暑お見舞い申し上げます。



いつまでも、、、



暑い😱☀️



XLR250を修理、修正、部品交換等を

してようやく普通に乗れるようになった。


しかし、

この暑さには、参りました。。。


エアコンのありがさを

しみじみと感じている今日この頃。



久しぶりの更新は、読書。





表題のように

会話に「方言」が、よく出てくる物語だ。



あらすじをちょっとだけ、



福岡県にある

精神病院に入院中の若い女性が、



同じ病院に入院中の4~5歳年上の

男性を誘い、病院を脱走する。



その男性は、入院患者たちに

なごやん」と呼ばれていて



東京から福岡に転勤してきたのだが、


出身は、「名古屋」だった。



しかし、なぜか

全くの標準語をしゃべっていた。



そして、

なごやん」の愛車で


病院のある博多を脱出する。


行き先は、南へ向かう。


ただ、それだけだ。





私的な読書感想として、



道中での二人の会話が、

とてもユーモラスだった。


結果的に九州を縦断することになるが、

逃亡というよりは、まるで旅。


行き先不明の旅なのだが、

何故か、


鹿児島の薩摩半島が終着点に。


ライダーも

先っちょに行くことが、何故か、好き。


私的に

旅に出たくなる一冊だった。