『△が降る街』 村崎 羯諦 著
短編25話の小説。
いつものように
極力ネタバレなしですすめたい。
まずはじめに
私的な全体の読書感想として
自分の脳内で考えている
有り得ない出来事や近未来の世界。
自分を客観的に見ている自分の存在。
そんな雰囲気がする短編集だった。
そのなかでも
「絶対に押さないでください」は、
自宅に届いた知らない人からの
郵便物に
「ボタンを押すと地球が滅亡するので、
絶対に押さないでください」との
注意書きとボタンが同封されていて、
当初は、何?いたずら?かと思うが、
いつの間にか自分が、この地球を守る
選ばれた人物だと思い込むという話。
読んでいると
なんとなくあり得ると思ってしまう。
最後の
「初恋に雪化粧」は、
学生から社会人になる人や
人生の岐路にたった人
何か決断を下さなければならない人に
読んで欲しい内容の話だった。
忙しいけど
昼休みの少しだけ空いた時間に
読書がしたい人におすすめの一冊。