第149回 直木賞受賞作品
先月、映画化されている。
出来る限りネタバレなしで進めたい。
北海道釧路の
とある「ラブホテル」が舞台の小説。
そのホテルを経営する人、
そのホテルの従業員、
そのホテルを利用する人、
そのホテルに関わりを持つ人々。
そこに登場する人々の
「男と女、そして人との関わり」を
描いた作品となっている。
私的に、
後半の三作品
「せんせぇ」、
「星を見ていた」、「ギフト」は、
現代社会の
家族形成や社会形成の複雑さを
如実に描いた作品ではないかと
思う物語だった。
人の心の中の嫌らしさや
「人の損得関係」を問う、
思わせぶりな作品だった。
働くって、なんなんだ?
疑問を持つ人におすすめしたい一冊。