あの景色が見たい。

バイクツーリングと読書と日々諸々

f:id:xlr250-1993:20210421212246j:plain

『泡』 松家仁之



主人公は、
両親がともに教師である、高校生の薫。


地元東京の進学校の男子校に
通い始めるが、どうも馴染めず、


遂には、不登校となる。


そして薫は、夏休みに

親戚の中でも変わり者扱いされていた、

大叔父の兼定の元へ行くこと。

兼定は、

太平洋に面した町で、
「ジャズ喫茶」を営んでいた。



大叔父、店員や客、
その周りの人々との関わりあいで、

社会との繋がりを体現していく。



読んでいくうちに、
人は人との関わりあい無しで、

生きていく難しさみたいなものを感じた。



人とは、付かず離れず。

そして、いい距離感を保つ。

理想と現実には遠い隔たり。



私的に、

バイクツーリングしている時、

頭の中は、桃源郷なのだ。