あの景色が見たい。

バイクツーリングと読書と日々諸々

意識のリボン

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『意識のリボン』 綿矢りさ

8つの短編小説が、一冊になっている。

この小説家の本を読むのは初めて。
第130回の芥川賞作家である。


読書感想として、
いつものように極力ネタバレなしですすめたい。


どの話も全体的には、
女性目線から見た、自分自身の内面的な話で、
男性でも同じ感覚で共感出来ると思う。


特に、
「怒りの漂白剤」は、

日常の何気ない生活で、だれにでもいつでも
起こりうる怒りが、私的に共感を持った。


そして、
「声の無い誰か」は、

通り魔殺人事件を題材にしていて、

心の中の不安やネガティブな心配事を如実に
表したミステリー小説で、

読んでいくと、TVドラマを見ているかのように
場景の中に、心が入り込んでいく。


この本最後の
「意識のリボン」は、

事故で生死をさまよう女性の心の内を書いた、
家族愛溢れる、センチメンタルな内容だった。


自分自身の
日常生活の中にある、不平不満。
「このことが、
なんで理解できない人がいるのか。」

というようなことを思う日々を
送っている人におすすめしたい一冊。

人間水域

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『人間水域』 松本清張

ふたりの女水墨画家が、
お互いにライバル意識を燃やし
相手より優位に立とうとする物語。

どの世界でも

お互いを意識して、競争心を燃やし
切磋琢磨するということはよくある。

この小説の女ふたりは、
「執念」とは、なんぞや?

そして、
自分のテリトリーを広げていくためには、
相手のテリトリーを侵害していく。

ということを語っていたような気がする。

読書感想としては、

「マイペース」が、一番である。

しかし、

誰しもそうありたいと思っていても、
そうならないこの世の中。

ストレスの解消法を身に付けることが、
我が道を行ける手立てなのかもしれない。

そんなことを考えさせられた一冊だった。

京都 南丹市

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三寒四温

今の季節にピッタリな言葉。

今年初、
TRANSALP700Vに乗って
ショートツーリングを楽しんだ。

今回は、

京都 南丹市の「カフェ リラ」で
ゆっくりとお茶☕をすることにした。

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いい天気☀️

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いつもは、
リアバッグを付けているが、
今日は、ウエストバッグで出てきた。

ツラテックの文字を久しぶりに見た。

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陽の当たる場所では、桜🌸が咲いている。

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桜🌸の花を見ていると気持ちが和らぐ。

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「カフェ リラ」に到着。

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落ち着いた丸太小屋。
店内は、ジャズピアノのBGM。

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ベーコンときのこの和風パスタ。

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食後に別途☕をオーダーする。

店内の客は、自分だけ。

携帯電話📱の電波📶微妙。。。
スマホは、置いといて、

窓から道路を眺める。
バイク乗り達が、走っていく。

眺める。   ☕飲む。

な~んにも考えない。

そうしているうちに、

☕コーヒーカップが空になったので、
席を立ち、帰路へ。

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道の駅 スプリングス日吉で🚻休憩。

春の青空を仰ぎ、

肌寒さを感じながらの
カフェ☕ショートツーリングは、

心の洗濯になった。😊

本日の走行距離:約160km🏁