写真は、数年前。
京都 丹後半島 新井の棚田。
緑の絨毯が、青い海原まで垂れさがっているような景色。
景色をみていると
「もっともっと先には、なにがあるんだろうか。」
と、ふと頭の中で考えている自分がいた。
話題は、読書へ。
「羊と鋼の森」
映画化された本であるが、映画は見ていない。
私的に極力ネタバレなしですすめることにする。
北の大地それも内陸部育ちの青年が、ピアノ調律師を志し
都会の中でひとりの人として、生きていく過程を綴っている。
主人公自身の心の中のやりとりが、多く書かれていて自分に当てはめると
なんとなくではあるが、私的に面白い。
調律師としての仕事の悩みや、育った環境。
誰にでもあると思う「悩み」。
「人にはひとりひとり生きる場所があるように、ピアノにも一台ずつふさわしい場所があるのだと思う。」
には、
こころが「ふぉろっ」とした。
人はひとりで生きているのではない。
そんなことは、わかっている。
でも、自分は、気づいているだろうか。
「善い」方向に考える。
私的に、なにかに悩んでいるひとに、読んでみていただきたい一冊である。