『ドレス』 藤野 可織著
8話の短編小説。
どの物語も主人公の妄想なのか、
はたまた、現実なのか。。。
私的な
読書感想としては、
妄想なのか、回想なのか、現実なのか
どうもよくわからない。
印象に残っているのは、
「息子」という
タイトルが、付けられた物語は、
7歳の息子が、大雨の日にマンションの屋上
にひとりで上がり遊んでいたのだが、
どうやって、鍵のかかっている
鉄柵の向こう側にある屋上に行けたのか。
サスペンス的な内容で、私的に面白かった。
読んでいてなんとなく想像が出来るが、
それ以外の物語は、、、。
まぁ、
私的な読解力の問題であろう。
空想という誰にでもある状態を
小説にした、ちょっと変わった短編小説集だった。