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枝の家

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『枝の家』 黒井 千次著



短編集。



ある老夫婦が、登場する物語なのだが、


夫である主人公が、

何か心の中にわだかまりのようなものを

感じながら物語が進んでいく。



私的には、

「生まれ故郷と死に故郷」の

話が、出てくる物語が興味深かった。



生まれ故郷を懐かしむには、

長生きしなければ、

懐かしむことはできない。

が、

死に故郷は、、、



少し哲学的な感じのする小説で、

私のような者が、

何かを語るには、ちょっと難しかった。



しかし、

老後の気分を

味わうことが出来る不思議な小説だった。