「法王の牙」 黒岩 重吾著
病院に関係した短編小説6話集。
時代背景は、
昭和20~40年代位。
表現や話言葉が、
現代とはちょっと違うが、
何故か私的にすんなりと読めた。
ネタバレなしで紹介します。
どの作品も
大人の男女の心の中と身体の関係が、
黒々と表現されていて
読んでいくとはまっていく。
特に5話目の
「造花の値段」は、
派閥など「閥」についてが、
描かれていて
今昔の会社、
社会全体のつながりが、
変わっていないというのが、
私的に大変残念な気がした。
家族、会社、老い、病気😰
「自分の人生、何が大切ですか❓」
と、
著者が、読者に問うている気がした。
自分の人生を振り返ってみて
少し考えたい人に
おすすめの一冊。