『おいしい命』 阿刀田 高著
短編11話で一冊になっている。
どの物語も読んでいると
何か心身が、ぞっとするような
とても不思議な感覚になる。
私的に
気になったのが、
「選抜テスト」
ある女性が、人生の節目になると
必ず夢を見る。
それは、
神様に願い事を祈る夢。
夢の中で
なぜか、
訳の解らない文章の
記述テストを受ける。
しかし、
夢の中でのテストの答案をして
願い事を一心に祈っても
いつも同じ理由で断られる。
そんな彼女の
最後の祈りの結末には、
ちょっと笑ってしまった。
読みやすい短編集。
読んでいると
次は、どんな話?となる。
私的に面白い小説だった。
読書が、
苦手な方におすすめの一冊。