『5分で涙があふれて止まらないお話』
志賀内泰弘 著
物語は、
「八起稲荷商店街」の人々が、
繰り広げる、人間味溢れる短編集。
「七転び八起き、九難を払う」
ご利益があると伝えられる稲荷神社の門前町。
物語で
最も印象に残る言葉が、
「恩は返すものではない」。
受けた「恩」は、
まわりに困っている人がいれば、
その人を助けてあげればそれでいい。
内容は、タイトル通りだった。
「涙活」したい人におすすめ。
私的に
人として、
どのように思考して、
生きて行くのが、最良なだろうか。
そんなことを考えさせられた。
そして、
「涙は、自分自身の心の垢を落としてくれる」
ものかもしれない。
と、思った。