『イノセント・ツーリング』 湊ナオ 著
この小説は、
夏の終わりに紀伊半島を
「自転車でツーリング」する物語。
内容は、
人は、今、コロナ禍など、
色々な意味で、元気を失っている。
そんな、
日々から脱却して何かを取り戻したい。
何かを確かめたい。
主人公の女性が、
大学生時代に走った熊野古道周辺を
再び、亡くなった親友の家族と共に走る。
「想い出と思い」。
私的な感想として、
バイクツーリングで
紀伊半島を走ったことがあるので、
出てくる地名が、
読んでいて脳裏に浮かぶ。
紀伊半島をバイクで走りたくなった。
春の匂いが漂ってきた今日この頃。
一度も行ったことのない場所。
もう一度行ってみたい場所。
ツーリング計画を
立てる時期として、今を捉えたい。