『死ぬまで、努力』
いくつになっても「伸びしろ」はある
丹羽 宇一郎著
著者は、元伊藤忠商事株式会社会長
なかなかに「インパクト」のある、表題。
「努力」、
しかも、「死ぬまで」とは。。。
先日読んだ、
元京セラ創業者である、
稲森和夫著の「心。」に通じるものがある。
還暦前後で、定年を迎えた、
または、
その手前に生きる私たちは、
本当に
「幸せ」に生き、
そして、
人として豊かに生きているのだろうか。
会社員である私は、
ふと思うのである。
日本型終身雇用制度が、
国際競争力を低下させる
原因の一つだと言われるようになる。
それから、
会社では、
気持ちに余裕がなくなり、
新入社員の指導も疎かになり、
離職する社員が増える。
自分のことで、精一杯。
しかし、
離職率としては
現在、過去を見ても約3割。
何故、なにが違う。
人に対する「思いやり」?
見て見ぬふりする社会?
著者は、
「清・正・美」が、大切である。
と言う。
努力は、この部分に。
この言葉に、ぐっときた。
社会人一年生と定年前後の人に
おすすめしたい一冊である。