『月まで三キロ』 伊与原新著
暑い日が続く。
やはり、
「暑さ寒さも彼岸まで」なのか。
さて、この本は、
6つの中編小説が入っている。
表題の
「月まで三キロ」が、1編目。
簡単にあらすじだけ
順風満帆に生きてきた
一人の男性が、会社員から独立し、
起業するも僅か数年で廃業。
多額の借金だけが残る。
そして、離婚。
親に頭を下げ
実家の田畑を売り
借金の一部として返済にあてるが、
どうすることにもならず。
死のうと思い、
乗ったタクシーの運転手から
なぜか「月」の話しを散々聞かされ、
あげく
自殺するのにいい場所あると
「月まで三キロ」の場所まで
連れて行かされることになる。
そこは、、、
私的な読書感想として
実は私、その場所へ
行ったことがあります❗
そこは、とても静かないい所。
「月まで3キロ」標識。😅
2014年の夏頃に
走りに行った時のもの。
小説の感想に戻るのだが、
私的に
バイクは、ソロツーリングが好き。
いや、何をするのにもソロが好き。
自分で行き先を決めて
自分の都合で好き勝手にできる。
のんびりしたければ、
その場所に居ればいい。
しかし、
行動は、ソロだとしても
気持ちは、そうではない。
誰かと繋がっている。
何かしら、
人は人に影響しているのだ。
そんなことを思わせる小説だった。
ホッとしたい人に
おすすめしたい一冊。