平家物語 ①
「意訳で楽しむ古典シリーズ」 木村耕一著
ご存じ、
「祇園精舎の鐘の声」から始まる、
学校の古典の時間を思い出す方々も
多くいるであろう物語。
何年か前に「ほぼ原文」を読んでみて、
頭のほとんどを使っても、内容を想像すること
すらできないほどだった。。。
今回、
意訳なるものを読了して、
「平家物語」の一部を堪能出来た。
まだ、②と③がある。
平清盛の人としてを通し、
権力、地位を欲しいままにした場合、
人は、いったいどのようになるのか?
そして、
その地位を求めるが為の「犠牲」。
当時の男と女の思い。
きっと、
今も昔も人の心は、変わらないのだろう。
この本を読んで、
子を思う親の気持ち、
また、親を思う子の気持ち。
そして、血のつながり。
「たけき者も
遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ」
私的に
この言葉が、心に響く。
活字が大きく、イラストが美しい。
約2時間ほどで、読了できるので、
ふとした時に、読んで欲しい一冊である。