あの景色が見たい。

バイクツーリングと読書と日々諸々

読書

翳った旋舞

『翳った旋舞』 松本清張著久しぶりの松本清張。やはり、 私的に面白い内容だと思う。いつも通りにネタバレなしで進めたい。主人公は、 入社1年目の新聞社の女子社員。入社前、 新聞社の花形的存在である「社会部」のような部署を希望したが、実際の配属先…

ファーストラヴ

『ファーストラヴ』 島本理生 著直木賞作品。私的な、 読書感想としては、うまく表現しにくいが、 「多様化している歪んだ家族」や 「ハラスメントな人間関係」などを 表現した小説に思う。正直に言うと、 読むのが、息苦しくなる小説だった。「ファーストラ…

泣くな研修医

『泣くな研修医』中山祐次郎著医学部を卒業後、すぐ 研修医として雇用された病院での 毎日を描いた物語である。率直な読書感想としては、「泣くな、」と言われても、、、 無理。。。だった。(TдT) あらゆる新人さんにオススメしたい。いや、 「初心忘るるべ…

螢草

最近、 ようやく秋の風が吹くようになった。 今回は、読書。『螢草』 葉室麟 著今年7月に BSで、TVドラマ化されている。いつも通り 極力ネタバレ無しで進めたい。時代小説。武家出身の娘が、 ある事情により城下の武家に奉公に出てその奉公先の家族との絆を…

今、死ぬ夢を見ましたか

『今、死ぬ夢を見ましたか』 辻堂ゆめ著なんとも言い難いタイトル。 誰にでも経験が有りそうな。。。 主人公は、 電車通勤中によく車内で居眠りをしてしまう。ある日、乗車中いつものように居眠りをしていて ふと目を覚ますと、自分の隣に女子高生が座ってい…

逃亡山脈

『逃亡山脈』 樋口明雄著今回も読書。まだ、梅雨明けせずバイクツーリングの 妄想計画だけは、進む( ´∀`)さて、読書感想だが、私的には、 初めて読む作家さんの作品である。南アルプス山岳救助隊に属する 女性警察官が主人公の小説。TVドラマや映画などで、 …

オバぺディア

『オバぺディア』 田丸雅智著短編集。アイデアを募集して、 それをもとに、 ショートストーリー化した本。表題の内容が、 一番面白かった( ´∀`)18の短編が、書かれている。 この本、 「本嫌いな方」に、お勧めしたい。なぜなら、 1ストーリーが、 超短編にな…

ルパンの娘

『ルパンの娘』 横関大著このタイトル。私的には、興味が湧かなかったが、本屋さんへ行ったとき、 この本の紹介文をたまたま見て、読んでみることにした。例のごとく、 極力ネタバレなしで進めよう。「泥棒一族の娘」と 「警察一族の息子」が、 恋に落ち、そ…

疑薬

今回は、読書。『疑薬』 鏑木蓮 著いつものように 極力ネタバレなしですすめたい。タイトル通りの内容だ。ある創薬会社の薬の「副作用」のことで、 話が進んでいく。主人公は、東大阪の若い女性。登場人物は、 ほぼ何らかの形で 育った家庭環境に不和あり。…

慈雨

『慈雨』 柚月裕子著 また、本を読んでいた。四国カルストツーリングから、 全くバイクに乗っていない。いつものことだが、 長距離を走るとしばらく間があく。 さて、読書。いつものように、 極力ネタバレなしですすめたい。 退職した元刑事が、 過去に担当…

花氷

『花氷』 松本清張著久しぶりの 松本清張ミステリー小説。いつものように、ネタバレなしで 紹介しよう。主人公の 不動産業を営む男が、 自分と男女の関係がある女を利用して 大金を掴もうと躍起になる話だ。大金の基となるのは、 官庁保有の払い下げが、実行…

わたし、定時で帰ります。

ちょっと、 読むのを躊躇うようなタイトル。しかも、 テレビドラマ化されている。全く、 テレビドラマは、見ていない。私的に、興味がないから。いつもながら、 極力ネタバレなしで、進めたい。会社でも、 なにかの集まりでも、 大多数の考えや行動を逸脱す…

闇夜の底で踊れ

平成最後の日、そして、 令和最初の日と読書を楽しんだ。『闇夜の底で踊れ』 増島拓哉著 いつものように極力ネタバレなしで進めたい。内容は、 いわゆる、アウトレイジな方々の話だ。舞台は、大阪。 本のセリフ部分は、コテコテの大阪弁。冒頭から取っ付きに…

ふたたび嗤う淑女

今回は、読書。『ふたたび嗤う淑女』 中山七里著前回の 『嗤う淑女』の続編である。出来るだけ、ネタバレなしで紹介しよう。前回の続編なので、 主人公は、最強の女詐欺師だ。今回は、 復讐劇の内容で、 主人公の言葉巧みなところと、 柔和で人が会ってすぐ…

日本国紀

今回は、『読書』。百田尚樹著、『日本国紀』『日本』については、 人それぞれの思考はあるかと思う。 私的に、 ナイーブな話題を題材にしている感がある。 が、しかし この本を読んでみて、マスメディアに対する真偽な思いの結論が出た。私的な考え方は、 …

DRY

日に日に、暖かくなってきた。 陽が射している間は、とても気持ちのいい気候だ。 さて、 今回は『読書』。 『DRY』 原田ひ香 著 この作家の作品は、 『東京ロンダリング』『失踪.com』を読んだが、 今回も、現代社会的な中身の色濃い小説だった。 私的な、感…

嗤う淑女

今回は、『読書』。『嗤う淑女』 中山七里著このタイトルが、読みたい心を刺激した。 出来るだけ、ネタバレなしで進めたい。小説の内容としては、主人公の女性が、美しい容貌をしているのだが、 心の中が、歪んだ構造の持ち主だった。そのわけは、 この小説…

働き方の損益分岐点

3回連続で『読書』。バイク活動は、どうなってる? サブタイトルを変えた方がいいかも。と言われそうだが。。。 ●人生格差はこれで決まる● 『働き方の損益分岐点』凄いサブタイトルが書いてある。いつものように、 極力、ネタバレなしで進めていこう。私的に…

四人組がいた。

髙村薫著。物語は、3人の爺さんと1人の婆さんの計4人が、 寒村の郵便局兼集会所で語り合う 様子を描写していく、短編集のような、 私的には、ちょっと変わった小説だった。読了した感想としては、最初、おとぎ話?かと思った。人は幾つになっても何かに感心…

残心

老老介護を題材とした小説。かと、思ったが、、、老夫婦の自死を巡り 有名ルポライターの中年男と 地方コミュニティ紙の新米女性記者が、 その自死事件の真実を突きつめていくという 内容だった。 『残心』とは、 柔道で使う言葉らしい。 私的な読書感想とし…

デンジャラス

文豪 谷崎潤一郎の在りし日の 日常を綴った作品。桐野夏生著。例によって、極力ネタバレなしですすめよう。谷崎潤一郎は、 四人の女性を身の回りにおいていたようだ。話は、その四人の中の 「谷崎潤一郎夫人の妹」にあたる女性が進めていく。かの有名な小説…

人喰観音

「人喰観音」。 なんとも、気味悪いタイトルの本。 極力、ネタバレなしで内容をすすめよう。 薬種問屋の若旦那が、 川で倒れていた「女」を助けて家に連れ帰った。 その女は、 川の上流の村で、占い師のようなことをして暮らしていた。 その女は、「豊満な身…

湖底の光芒

「松本清張」作品。テレビのサスペンスドラマになりそうな内容であった。出来るだけネタバレなしでいきたい。あるカメラメーカーとその下請け会社の話だが、 その仕事の受発注を題材に、人と人との愛憎関係を 描いた物語だった。この物語で、 仕事上での自分…

地球星人

秋から冬へ。 寒くなってきた。 バイクに乗ることが、おっくうになる季節。 さて、今回は読書。 「地球星人」 芥川賞作家の「村田沙耶香」さんの小説である。 いつものことだが、極力ネタバレなしで進めていく。 この小説だが、 結論から言うと、気味悪い。…

父からの手紙

今回は、「父からの手紙」。 家族にとって、「父親」とは、どのような存在なんだろう。 例によってネタバレはしないように、紹介しようと思う。 20代前半の女性と30代前半の男性の話が、 交互に物語として続いていくのだが、 全く見ず知らずのふたりが、共…

山なんて嫌いだった

朝夕は、めっきり寒さを感じる日々になってきたようだ。 日中は、温かな日差しが心と体を癒してくれる。 さて、今回は読書。 ずいぶん前に読んだ本だが、おなじみのヤマケイ出版。 タイトルは、「山なんて嫌いだった」。 女優の市毛良枝さん著である。 本書…

殺人行おくのほそ道

今年は、台風がよく来る。 しかも、直撃する。 自然の猛威を思い知らされる。 TRANSALP700Vのバッテリー交換をしてから 約2か月。 その間、2回乗っただけ。。。 ツーリングの計画を立てなければ、 あっという間に、冬になる。 さて、今回も読書。 「殺人行…

ユートピア

暦の上では「秋」。 朝夕は、すっかり涼しく感じるようになったが、 まだ日中は、蒸し暑さが残る。 また、読書の話題となる。 「バイクツーリング備忘録」として スタートしたもののどうも乗り気がしない。 サブタイトルの変更も検討しようかと思う今日この…

嫁をやめる日

和歌山 有田川町の「蘭島」(あらぎじま)。 写真は、去年7月に訪れて撮影したもの。 川に沿って弧を描く棚田が、とても美しいのである。 夏の風物というのが、相応しい景色だ。 今回も「読書」。 休日にバイクツーリングを計画すると、なぜか天候に恵まれな…

生き残り

写真は、 梅田スカイビル | 新梅田シティ 真下からの撮影。 近年、外国人観光客に人気のスポットらしい。 写真中央の屋上部分が、空中庭園になっている。 全体像は、上記リンクへ。 先日、ここに入っている映画館へ行ったときのもの。 今回も読書。 新刊であ…