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ウミガメみたいに飛んでみな

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『ウミガメみたいに飛んでみな』 木村椅子著

今回も読書。



内容は、

『家族愛』
を語った短編7話の小説だった。

極力ネタバレなしで進めたい。


さて、


「モラトリアム」

という言葉をはじめて知った。

この本の内容紹介で見た言葉。

大人に成りきれない人たち。
または、大人に成る前の時期のことらしい。


そんな時期は、

男女、誰でも
意識無しで過ごしてきたのかもしれない。


「大人とは、何ぞや?」


この本を読んで

そんな問いかけをされている気がした。


そして、

「父親と息子、男同士の精神的な関係」

私的に、2話目の

「ディグ・アウト・ユア・ナイフ」を

読んでいくにつれて、

息子を持つ父親として、


息子に対して
あぁ、そうだなぁ~と思い当たることがあった。


特に
子供が、学生で男子を持つ親や

親に対する何かの気持ちが、燻る人たちに

おすすめしたい一冊である。