あの景色が見たい。

バイクツーリングと読書と日々諸々

DRY

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日に日に、暖かくなってきた。

陽が射している間は、とても気持ちのいい気候だ。

 

さて、

今回は『読書』。

 

『DRY』

原田ひ香 著

 

この作家の作品は、

『東京ロンダリング』『失踪.com』を読んだが、

今回も、現代社会的な中身の色濃い小説だった。

 

 

私的な、感想を中心に紹介しようと思う。

 

主人公の女性が、

自身の不倫から、家庭を無くし

ひとり暮らしを経て、実家に出戻りする。

 

そこで、幼馴染の少し年上の『女性』と再会するのだが、

この『女性』が、祖父を長年介護し続けている、

近所で、とても評判の良い『女性』だった。

 

ところが、、、

 

読んだ感想として

 

現代社会で

今、

関心事として『介護』や『近所付き合い』

人や家族との関わり方を考えさせられた作品だった。

 

人は、

やはり、ひとりでは生きていけないのだろう。

 

人は人と関わりつつ

誰かが、誰かを求め、

そして互いに信じて、同じ時間や空間を過ごす。

 

これは、ごく自然であり『普通』のことのように思う。

 

だがしかし、

間違った考えや社会、法律に反するようなことが、

起こることがある。

 

『普通』って、なんだろう。

 

私的に、そう考えさせられた一冊だった。