「松本清張」作品。
テレビのサスペンスドラマになりそうな内容であった。
出来るだけネタバレなしでいきたい。
あるカメラメーカーとその下請け会社の話だが、
その仕事の受発注を題材に、人と人との愛憎関係を
描いた物語だった。
この物語で、
仕事上での自分の地位を利用して、
下請け会社に非情な金額で仕事をさせて、自分だけ利益をもさぼり、そして非情な態度で人に接する。
いずれ、我が身にも
同じようなつけが回ってくる。
人には愛情を持って接せよということだろうか。
場合によっては、
なかなか出来ないことかもしれない。
「アンガーコントロール」なる言葉がある。
私的に、
人と話をするときは、
感情のコントロールをしながら接しなければと。
そう思った、一冊だった。